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◎令和3年(2021年)度の宅建士本試験 解答番号(中神エマ宅建士らぼ調べ)と試験の科目別分析です。
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(1)科目別分析 |
■「令和3年度宅建士試験」の内容について振り返ってみましょう。科目ごとの特徴は・・・
令和3年度の宅建士試験、受験されました皆様、お疲れ様でした。
今年の試験も、10月の部と12月の部に分けられた試験となり、そして、民法改正施行後、2年目の試験となりました。
【試験全体の傾向につきまして】
昨年度の10月の部の試験では、その合格基準点は38点と高めの点数となりましたが、今年度の
試験ではその水準を下げようとしたフシもあります。権利関係科目と宅建業法科目は、ほぼ例年
どおりの難易度と分析できますが、法令上の制限・税法その他の科目につきましては、都市計画
法での改正点や開発行為制度の難問、建築基準法の細かな規定など、基準点を下げようとする意図が
感じられる問題が出題されました。受験生の方のお声でも、法令制限での苦戦を上げるご意見が多々ございました。
ですが、難問では、得点に差はつきません。取りこぼせない問題で、取りこぼすことが点数の差を生みます。
合格基準点は下がるかと思われますが、確実に基本事項の問題を解答・得点できたかどうかが、合否を分ける
ポイントとなりそうです。
【権利関係科目】
1問目から、「判決文問題」が出題されたり、個数問題も出題されるなど、手ごわい仕掛けも見られました。
民法の改正点を問う出題が多く見られ、昨年度の出題問題よりも練られた感のある問題が目立った印象です。
7〜8問の得点ができたかどうかが、基準となりそうです。「連帯債務」「配偶者居住権」「債権譲渡」等の出題で、
改正点を問う問題がありましたが、判例を基に条文化された規定をしっかりと押さえておかれたことで、得点が
できたものと思われます。
【法令上の制限・税法他】
都市計画法では、地区計画についての問題や開発許可制度など、細かな規定が出題されました。建築基準法は、
施行令からの出題などが今年も見られ、得点が難しかったことと思われます。「国土利用計画法」「農地法」「
宅地造成等規制法」「土地区画整理法」では、基本事項を問う問題でしたので、ここでぜひ得点しておきたい項目でした。
税法では、所得税の問題ということで難度が高い印象でした。「長期譲渡・短期譲渡」での違いなど、近時の過去問でも
見ることのなかった項目からの出題でした。不動産取得税及び、不動産鑑定評価基準は、得点しておきたい問題でした。
【宅建業法】
個数問題もほどほどの問題数で、内容も、例年の傾向から大きく離れることはありませんでした。他の科目が得点しにくい
出題の傾向でしたので、宅建業法では、9割得点を目指したい内容でした。
【免除科目】
統計問題以外は、少々難しい傾向の問題でした。
試験会場の都合で受験が12月に
なられた方は、今回の試験問題を大いに参考にして、準備を進められますことをお薦めいたします。
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(2)解答番号速報(中神エマ宅建士らぼ調べ)
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【問 1】 1
【問 2】 2
【問 3】 4
【問 4】 1
【問 5】 4
【問 6】 2
【問 7】 3
【問 8】 1
【問 9】 1
【問 10】 2
【問 11】 3
【問 12】 2
【問 13】 4
【問 14】 3
【問 15】 3
【問 16】 2
【問 17】 4
【問 18】 2
【問 19】 4
【問 20】 3
【問 21】 3
【問 22】 4
【問 23】 1
【問 24】 1
【問 25】 3
【問 26】 2
【問 27】 4
【問 28】 4
【問 29】 4
【問 30】 2
【問 31】 3
【問 32】 1
【問 33】 1
【問 34】 2
【問 35】 3
【問 36】 1
【問 37】 3
【問 38】 4
【問 39】 1
【問 40】 3
【問 41】 1
【問 42】 2
【問 43】 4
【問 44】 2
【問 45】 3
【問 46】 1
【問 47】 2
【問 48】 3
【問 49】 4
【問 50】 3
<<<合格ライン予想は・・・>>>
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(中神エマ宅建士研究所 講師室) |